Wine List

ワインリスト

ナカイ・ミュラワ 2022

ナカイ・ミュラワ 2022

Nakai Mullewa 2022

蔵出し参考価格 税別2,500円(2,750円)
生産本数 1,344本
ぶどう生産地 余市町登地区 中井農園
KONDOヴィンヤード モセウシ農場
品種 ミュラー・トゥルガウ 84%、オーセロワ 16%
農薬 中井農園は慣行農法による栽培
モセウシ農場はボルドー系農薬9回、殺虫剤2回使用
ぶどう収穫日 2022年9月6日、23日(ミュラー・トゥルガウ) 、9月30日(オーセロワ)
瓶詰日 2022年12月24日

試飲レポート

試飲日 コメント 現状 今後
2024/02/17
青リンゴ、淡い柑橘の風味。ガスも程よく、食前から前菜までのスターターとして。前菜にはぜひ和柑橘を使ってほしい。
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今、ちょうど良い。2024~2026

仕込み方法

垂直式油圧バスケットプレス機で全房プレスをし、発酵前おり引き(デブルバージュ)はせずそのままプラスチックタンクにて自然酵母で発酵。発酵終了後、プレス時に冷凍保存していた果汁を溶かして加えたのちに瓶詰めし、自身の糖分により瓶内で2次発酵。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。亜硫酸無添加。

2022年は、余市と空知地方では天候の明暗がくっきりと分かれる、そんな年になりました。余市は2年続けての豊作、ぶどうの熟度も健全に上がる状況で、対して空知(特に栗沢・茂世丑)は開花期の天候不順、夏の曇天と高湿度でベト病が発生するなど苦労が多く、その対比の合作という点で珍しいヴィンテージになりました。

余市では、2021年同様にぶどうの熟度が早く進み、比較的早生のミュラー・トゥルガウでは酸の減少が心配される状況でした。そこで初めて、1回目に9月前半の収穫でスパークリングに必要な酸を確保し、9月後半の2回には厚みや果実感などを狙った収穫と時期を分けることにし、その後少し程度熟度をかせいだオーセロワを収穫して仕込む3段仕込みをすることにしました。

抜栓直後は、瑞々しいリンゴを真っ二つに切った時のような、フレッシュな香り。飲み口も、一瞬「シードル?」と錯覚させるようなリンゴ感、その後柑橘系果実の爽やかさな旨みがピチピチとした泡とともに舌に乗り、ほろ苦さとともに消えていく…。9.5%の低アルコールということもあって危険なほど飲み進むワインとなっています。夏の暑い盛りにはご注意ください。

微発泡で吹きこぼれる恐れは全くありませんが、良く冷やしてからぐいぐい飲むのがお勧めです。例えば夏のアウトドアで、清流にしばらくさらして川の音を聞きながら飲んだら最高だろうなあと妄想をしてしまいました。

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