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モセウシ トモ・ブラン 2021

モセウシ トモ・ブラン 2021

Moseusi Tomo Blanc 2021

蔵出し参考価格 税別3,000円(3,300円)
生産本数 1,324本
栽培責任者 近藤良介
醸造責任者 近藤智子
ぶどう生産地 モセウシ農場(岩見沢市栗沢町)100%
品種 混植、オーセロワ、シャルドネ、ピノ・グリ、シルバーナー、ゲヴュルツトラミナー他
農薬 化学肥料、除草剤不使用。
ボルドー系農薬6回使用
ぶどう収穫日 2021年10月18日
瓶詰日 2022年7月23日

仕込み方法

垂直バスケット式プレス機で房ごとプレス。発酵前おり引き(デブルバージュ)はせずにステンレスタンクへ移し、自然酵母により発酵。MLF(乳酸発酵)も自然に経過。タンク熟成8か月。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。瓶詰時に亜硫酸20ppm添加。

3ヴィンテージ目になりましたモセウシ トモ・ブランです。

土っぽい香りが最初に感じられますが、徐々にオレンジやマンゴーなどの南国フルーツが酸とともに広がって、これは北っぽいのか南っぽいのか?と混乱しますが、そこからオリーブやナッツ、最後はマツなどの木のニュアンスのあとに酸が残り、やはり北のワインだと納得されることでしょう。ここからさらに数か月の瓶熟成を経験すれば酸との一体化が進むと予想されます。

2020年は暑い夏でしたが、21年は更に暑い乾燥した夏となりました。雑草も枯れ始めるほどの乾燥で、一か月ぶりに雨が降った時の感激をよく覚えています。この時は根を深く伸ばしたブドウの強さを感じました。雨が少ないと良いことの方が多いのがぶどう栽培です。周辺の農家さんにとってはジャガイモや玉ねぎが大きくならず不作の年でしたが、ぶどうに関しては病気が少なく、KONDOヴィンヤードにとっては収穫量も20年に次ぐ多さとなりました。

トモブランの収穫は少量を含めると3回行い、プラスチックタンクでの発酵が終了したのちはステンレスタンクに移動、そのまま8か月沈静させて瓶詰めを行いました。2019や2020のトモブランにはなかったオレンジのニュアンスは、この年の暑さの影響ではないかと感じています。

今回のラベルには犬が描かれています。2021年10月、我が家の愛犬が亡くなりました。畑が大好きだった彼は、ラベルの中でずっと私たちを見守ってくれています。

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