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モセウシ トモ・ブラン 2020

モセウシ トモ・ブラン 2020

moseusi tomo blanc 2020

蔵出し参考価格 税別3,000円(3,300円)
生産本数 1,556本
栽培責任者 近藤良介
ぶどう生産地 KONDOヴィンヤード モセウシ農場(岩見沢市栗沢町)100%
品種 混植、オーセロワ、ゲヴュルツトラミナー、シャルドネ、シルバーナー、ピノ・グリ、ピノ・ノワール(クローン:MV6、777、667、115、113、オキシデント)(多い順に)
農薬 化学肥料、除草剤不使用。
ボルドー系農薬7回と、殺菌剤1回、殺虫剤1回使用
ぶどう収穫日 2020年10月11日、18日、22日、24日
瓶詰日 2021年9月16日

試飲レポート

試飲日 コメント 現状 今後
2022/12/17
ミネラル感の向こうに黄色い果実。中盤は中庸。余韻に程よい酸を伴う。
×
少し待てばまた伸びそう。
2023/02/07
香りは控えめながら黄色い果実の存在感。飲み心地良い。一体感が出てきた。
×
上向き
2024/01/28
白桃、黄色い花。果実味がぐっと膨らみ、酸の余韻も心地よい。
×
良い状態がしばらく続きそう。

仕込み方法

垂直バスケット式プレス機で房ごとプレス。発酵前おり引き(デブルバージュ)はせずにステンレスタンクへ移し、自然酵母により発酵。MLF(乳酸発酵)も自然に経過。タンク熟成10か月。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。瓶詰時に亜硫酸15ppm添加。

昨年のファーストヴィンテージでは、リリースして半年経った頃から徐々にお客様から好反応をいただけるようになり、思いもかけず次年度のご期待も受け、冷や汗もので2年目の緊張感というものを味わっています。

一年を通して風が強く、土は乾燥しやすく、しかし雨が降ると水が抜けにくい。そして冬は厳しく、春は気温が上がりにくい。モセウシのその傾向は変わっていません。2020年はそれに猛暑が加わりました。7月下旬から9月上旬にかけて30°Cを越える日がたびたびあり、7月の開花期は難なく乗りこえて今年も良い年になりそうだとの期待をもって秋を迎えたのですが、9月の暑さにより、酸度の落ちが心配になってきました。

堆肥と馬耕の効果で、土が柔らかくなり、根が深く伸びてきたのでしょう、枝がとても健康でたくましく生長し、収穫量も十分あり、4回に分けて収穫した結果、バランスもとれた果汁がとれました。思いがけず2年連続でトモブランを仕込むことができました。栽培、収穫、圧搾までは近藤良介が行い、その後は智子が様子を見ながら瓶詰めまで何とか辿り着きました。

開けたてに甘い果実の香り、カリンやアンズ、モモのニュアンスがあり、徐々に麦わらや青草、ジャスミンティー、など。2019より果実感が豊かで、ボリュームを感じる仕上がりになりました。混植にもオーセロワが植わっているので、トラミナーやシャルドネで酸のバランスがとれています。

ラベルは2019の名残はなく、(トモ兎のキャラクターは同じですが)近藤拓身ワールド全開の仕上がりになりました。すべてお任せでドメーヌA・S氏とのコラボをお願いしました。あ、こういうことがやりたかったのですね。

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