ワインリスト

コンコン クヴェヴリ 20233
konkon kvevri 2023
蔵出し参考価格 | 税別3,900円(4,290円) |
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生産本数 | 670本 |
栽培責任者 | 近藤良介 |
醸造責任者 | 近藤良介 |
ぶどう生産地 | KONDOヴィンヤード タプ・コプ農場(三笠市) KONDOヴィンヤード モセウシ農場(岩見沢市栗沢町) |
品種 | 混植区のぶどう8種以上 ピノ・グリ、オーセロワ、シャルドネ、 ソーヴィニョン・ブラン、ゲヴュルツ・トラミナー、 シルバーナー、ケルナー、リースリング他 |
農薬 | 化学肥料、除草剤不使用。 ボルドー系農薬8回、硫黄系農薬2回、化学合成殺菌剤1回、化学合成殺虫剤1回 |
ぶどう収穫日 | 2023年10月2日~7日 |
瓶詰日 | 2024年8月30日 |








リースリング
仕込み方法
ぶどうは全て網で除梗し、手動式ローラー破砕機で破砕をしたのちに、ジョージア産クヴェヴリに仕込み。そのまま6か月の発酵と熟成を経て、上澄みの部分のみを樽へ移動。5ヶ月間の樽熟成を経て瓶詰め。無濾過。清澄剤、添加剤等不使用。亜硫酸無添加。
2023年は、全ての記憶が鳥に塗り替えられた年。9月後半から始まったヒヨドリ、ムクドリ、その他鳥たちの食害でぶどう畑全体の40%が食べられてしまいました。残った白系のぶどうを全てブレンドして2016年以来の「KONDOヴィンヤード・ブラン」を造ろうかどうかの難しい判断を迫られましたが、ぎりぎりグヴェヴリを満たすだけの量がありそうだったので、仕込むことを決断できたワインです。
鳥に追われての早摘みだったこともあり、アルコール度数は過去最も低い10.0%で仕上がっています。熟度が低いぶどうの場合は醸し期間を短めにとるのがセオリーとも思いつつ、2021年にある程度確立した自分なりのクヴェヴリ造りのルーティンを踏襲することを優先し、例年どおり6か月醸しとしました。幸い、不安のあった粗いタンニンやえぐみなどは目立たず、むしろ軽やかでフルーティー、長期醸しの雰囲気をあまり感じないかもしれません。
白ワインぶどう由来の華やかな香りに、セージやミントなどの清涼系ハーブとスパイスが加わり、口に到達する前のワクワク感は例年のkonkon以上です。色は醸しの白ながら、口中は完全に北国の白ワインで、余韻に残る細やかなタンニンで「なるほど、醸してますね」と納得できる、そんな構成のワインです。
リリース直後はやや不安定さがあり、できれば1~2年は忘れていただけるとありがたいです。オリがすっかり落ち着き、ボトルを光にかざして透明感を確認できたらそっと空けてみてください。