ワインリスト
KONDOヴィンヤード スパークリング 2018
kondo vineyard sparkling 2018
生産本数 | 294本 |
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栽培責任者 | 近藤良介、近藤拓身 |
ぶどう生産地 | KONDOヴィンヤード タプ・コプ農場(三笠市) 66% KONDOヴィンヤード(岩見沢市栗沢町) モセウシ農場 34% |
品種 | ピノ・ノワール 82% シャルドネ9% ピノ・ムニエ 9% |
農薬 | 化学肥料、除草剤不使用。 ボルドー系農薬7回と、殺虫剤1回使用 |
ぶどう収穫日 | 2018年10月4日、5日 |
瓶詰日 | 2020年7月1日 |
デゴルジュマン | 2024年2月13日、3月上旬 |
仕込み方法
垂直バスケット式プレス機で房ごと搾汁し、発酵前おり引き(デブルバージュ)はせず古樽で自然酵母により発酵させ、そのまま1年9か月熟成。補糖と酵母添加をして瓶詰めし、さらに3年6か月の瓶熟成期間を経てルミアージュ(動瓶作業)を開始。その後手作業でデゴルジュマン(オリ抜き)をし、ドザージュ(加糖)はせずに再栓。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。亜硫酸無添加。
この伝統的なシャンパーニュ方式(トラディショナル方式)で造られるスパークリングワインは、過去に’12/’13NVと2014年、そして2015年の計3回、10Rワイナリー委託時代に仕込んだロットのみで、収穫・仕込みからデゴルジュマンまで一貫して栗澤ワインズで造られたのは、今回のものが初となります。
2018年は、過去2番目に収穫量の少ない年…。開花期の天候不良で花ぶるいが多く、その後も気温がそれほど上がらず10月19日には早霜で早々に落葉してしまうなど、思い返しても厳しい年でした。ただ、収穫時期を早めて酸を残すスパークリングワインにとっては好条件となり、ワイナリー地下室の片隅でじっくりと熟成期間を取ることができました。
約5年半じっくりとオリ付け期間を経たことで、熟成したシャンパーニュに見られるトースト香、カラメルなどの香ばしさがほど良く出ています。全体の90%以上がピノ・ノワール、ピノ・ムニエの赤ぶどうで構成されていることから、味わいもふくよか。ただ、酸の下支えがあるため、重くなりすぎず、全体にすっきりとした印象も受けます。
2024年3月の時点ではデゴルジュマンをしたばかりなので、半年から1年ほど落ち着かせてから飲むことをお勧めします。飲み頃は2024年冬~2030年ごろまで。良く冷やしてからお飲みください。