ワインリスト

KONDOヴィンヤード ピノ・ノワール 2023
KONDO Vineyard Pinot Noir 2023
蔵出し参考価格 | 税別3,600円(3,960円) |
---|---|
生産本数 | 1,124本 |
栽培責任者 | 近藤拓身・良介 |
醸造責任者 | 近藤良介 |
ぶどう生産地 | KONDOヴィンヤード タプ・コプ農場(三笠市) 66% KONDOヴィンヤード モセウシ農場(岩見沢市栗沢町) 34% |
品種 | ピノ・ノワール 100%(クローン:MV6、スイスクローン(タプ・コプ)、667(タプ・コプ)、115(モセウシ)、113(モセウシ)) |
農薬 | 化学肥料、除草剤不使用。 ボルドー系農薬8回、硫黄系農薬2回、化学合成殺菌剤1回、化学合成殺虫剤1回 |
ぶどう収穫日 | 2023年10月4日~12日(タプ・コプ)9月28日~10月9日(モセウシ) |
瓶詰日 | 2024年6月25日 |






仕込み方法
畑の区画、クローンごとにピンセットで灰色カビ病の選果を行いながら収穫。網で除梗をしたのちモセウシ、タプ・コプと分けてプラスチックタンクへ仕込み。自然発生する炭酸ガスで2週間のセミ・マセラシオン・カルボニック。徐々にピジャージュをしながらプレスし、225Lの古樽と600Lの大樽に移して8ヶ月熟成。全てのロットをブレンドして瓶詰め。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。亜硫酸10ppm添加。
ラベルが全てを物語る2023年!記録的猛暑の影響がどうとか、べと病が多発したとか、それら全てを上書きするようなヒヨドリ、ムクドリの総攻撃に打ちのめされた10月。喰われる前にとるしかないと、こちらも人海戦術で早め早めに収穫を進めたものの、収穫量は4割減、しかも理想的な熟度にも届かない始末…。恒例行事のB-O-T(灰カビロット)ピンセット収穫もあきらめてとにかくスピード勝負の収穫になりました。
とはいえ、ここ数年は夏の猛暑の影響で酸が落ちる傾向があったこともあり、早めの収穫が全てマイナスに働いたわけでもありません。2023の豊富な酸はワインに骨格を与えるとともに、この土地らしい清涼感を伴った小果実系の味わいに寄与してくれています。例年であればリリースから1~2年の熟成を経て「ピノ・ノワールらしさ」が出てくるところ、現時点(2025年2月)で生き生きとした果実感が前面に出ていて、早くも最初の飲み頃になっている印象です。2023ヴィンテージはこの若さを楽しむのが良いのかもしれません。
鳥が乱舞する様子を想像しながら、ぜひ焼き鳥と合わせてシュールなマリアージュをお楽しみください。